お酒臭い日本酒のなぞ
お酒臭い日本酒のなぞ
お酒臭くなくアルコール臭!
“しかし、アルコール臭くない
日本酒もあるし、
そんな日本酒だったら、
なぜか悪酔いしない。。
そうなんです!
アルコール臭くないし、
悪酔いしない日本酒、
それが『純米酒』なのです。
逆にアルコール臭くて、
悪酔いしてしまう日本酒は、
純米酒ではない日本酒で、
これらには『醸造アルコール』
が添加されています。
普段買っている日本酒のラベル
を確認してみると、
ほとんどがそこには
『醸造アルコール』
の記載があると思います。
これは日本酒だけど
日本酒ではない、
『日本酒もどき』なのです。
醸造アルコールとは
“農作物を原材料として
醗酵によりつくられた
アルコールを、
度数45%を超えるまで
蒸留した食用エタノールです。
チューハイの主な原材料
として使われ、
また水を加えて度数を
36度未満にした場合は
『甲類焼酎』として
販売されます。
醸造アルコールの原材料は
廃糖蜜など含糖質物や、
トウモロコシ・米など
でんぷん質物。”
※ 自家製「醸造アルコール」への挑戦
から引用
これを日本酒に添加するから、
タチが悪い。
なんちゃって日本酒を飲んで
いるかのようだ。
醸造アルコールを添加した
日本酒が増えたわけ
戦中と戦後の食糧不足、
その中でもコメ不足が原因らしい。
主食のコメが足りない中で
日本酒など沢山作れない。
しかし、
酒造メーカーとしては、
なんとか日本酒を沢山売りたい。
そしたら、国の施策と称して
純米酒に醸造アルコールを添加
して売ってしまおうという事に。
この結果、元
のコメの量で作れる日本酒の量
に対して三倍もの日本酒を
生産できることから、
『三倍増醸清酒(三増酒)』
と呼ばれているようです。
有り余るコメ
しかし、醸造アルコール入り
の日本酒はまだまだ生産されている。
消費者として見れば、
お手頃に日本酒を入手でき、
たくさん流通しているので
いつでも手に入るのは助かる。
販売者としては、
醸造アルコールを作っている
メーカーの既得権益による
縄張りから抜けられない
というのが、本音だと思う。
大手の酒販メーカーが
大きくテレビコマーシャルや
広告を打っている日本酒の
ほとんどが、
『醸造アルコールが添加』
された日本酒だ。
これは儲かるために、広告費
をかけてでも、工業製品として
決して質が良いとは言えない
日本酒を低価格で大量に
販売し続け、多くの消費者が
『醸造アルコールが添加』
された日本酒に慣れてしまった。
なるほど、
さすが『資本主義』だ。
カラダは正直だ
この『醸造アルコール添加』
の日本酒がカラダに合わない
人は少なくない。
ちなみに、わたしはなぜか
いつも悪酔いする。
もし純米酒を飲んだならば、
悪酔いするなんて事はない。
純米酒の多くが
大変手間暇をかけて
生産されている。
異なる種類のコメごとに
醸し出されるそれぞの味わい
がお酒となって、
いかに消費者に喜んで
もらえるかを真剣に考えている。
これは、美味しいはずだ!
もちろん、悪酔いしない(笑)
日本酒の区分
ちなみに、日本酒の種類
としては
『大吟醸』
『吟醸』
『特別本醸造』
『本醸造』
などがあります。
これは、仕込みの違いによるもので、
純米酒でも『醸造アルコール添加』
の日本酒でも、
それぞれ風味が異なります。
悪酔いするから
日本酒がキライと思っていた
あなたは、今度は買う前に
ちゃんとラベルを確認して、
『醸造アルコールが添加』
されていない純米酒を
買って呑んでみましょう。
今まで飲んでいた日本酒って、
一体何だったんだと
驚嘆しますよ!